電子軌道
電子軌道とは、電子が存在する位置の確率をしめしたもの。
s軌道では、電子は球状に広がっている(正確には存在する確率分布が球状である)。p軌道では八の字型に広がる。
電子軌道の種類
- s軌道
- p軌道
- d軌道
例えば、水素原子の電子(1個しかない電子)はs軌道であり、球状に存在している。一方、炭素の最外殻電子(価電子)はp軌道であり、左図のように八の字型に存在する。
このp軌道の独特の形は、原子と原子の結合に寄与する。
sp混成軌道
原子の電子軌道は、電子のままではs軌道やd軌道といった状態だが、他の原子や分子と結合するときは複数の電子軌道が合成される。これを混成軌道という。